こんにちは。そのき歯科クリニックです!
最近涼しくなってきてやっと秋らしくなってきましたね🍂これから運動会があったり、スポーツをする機会が増える方もいるのではないでしょうか。
今回はスポーツとお口の関係についてお話しします😊
運動に伴う口腔外傷は決して少なくありません。スポーツ外傷の約30%は歯や口腔に関連しており、とくに上あごの前歯の破折や脱臼、唇や舌の傷が多く見られらと言われています⚡️これらの外傷は神経の治療や、詰め物のやり直しを必要とすることが多く、歯の長期的な予後に大きく影響します🥲
見た目に問題がなくても、歯や口の中は後から症状が出ることがあるため注意が必要です。歯を打って欠けたりグラグラした場合は触らずに早めに歯科を受診してください💦
もし歯が抜けてしまったら乾燥させないことが大切です。牛乳や生理食塩水に入れるか、なければ口の中に入れて持参すると元に戻せる可能性があります✨30分以内の受診が理想です。口の中を切ったときは清潔なガーゼで押さえ、顔を強く打った場合は冷やすとよいでしょう。小さなけがでも歯や神経に影響があることがありますので、必ず歯科医院で確認を受けましょう🙇♀️
部活動や、より激しいスポーツをされている方にはマウスガードの使用が有効です💡American Dental Association(ADA)は、コンタクトスポーツにおける使用を強く推奨しており、装着によって口腔外傷の発生率は50〜60%低下します。既製品に比べ、歯科医院で作製するカスタムタイプは適合性が高く、咬合の安定、呼吸や発声のしやすさ、安全性に優れています!もしスポーツをする際にマウスガードの作製を希望される場合には当院にてお声掛けください🙏
スポーツと歯の健康の関わりは外傷だけではありません。運動時にはスポーツドリンクを頻繁に摂取することが多く、これが酸蝕症や虫歯のリスクを高めます🥤スポーツドリンクはpHが低く、糖分を多く含むため、歯の表面を溶かしてしまいます。練習や試合後には水やお茶で口をすすぎ、口腔内のpHを回復させることが効果的です✨☺️
※pH(ペーハー)とは酸性、アルカリ性を表す単位です。私達のお口の中は通常、中性の状態で、pH値としては6.8〜7.0ほどですが、飲食物を摂取することにより酸性に傾くとpH値は低くなります🧃
スポーツの秋を安全に楽しむためには、口腔外傷と虫歯の両面から予防する視点が重要です。飲料習慣の見直し、そして定期的な歯科検診を組み合わせることで、長期的に健康な歯を守ることができます😆👍